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社員インタビューや採用情報、イベント情報などをお届け。 インフォネットの“夢中な人たち”が、集う理由がここにあります。

2024/12/04 CULTURE

【コーポレートブランディングプロジェクト③】「自社の個性を概念化する」編

こんにちは、人事部の平塚です。

 

当社は現在ブランディングプロジェクトを進めています。

これまで「プロジェクトスタート編」、「現状を把握する編」で、ブランディングプロジェクトを発足するまでの背景や、自社の強みと課題を見つめ直すまでの様子をお届けしました。

今回は「自社の個性を概念化する」編として、これまでのプロセスでわかってきたインフォネットが目指す提供価値やパーソナリティを、共通言語として理解するために概念化するまでのプロセスについてお話します。

 

⇒過去の記事をまだご覧になっていない方はこちらも覧ください。

【コーポレートブランディングプロジェクト①】プロジェクトスタート編

【コーポレートブランディングプロジェクト②】「現状を把握する」編

 

私たちが実現したいことを言葉にする(パーパス/ミッション/ビジョンの見直し)

ブランディングプロジェクトを通じて、私たちはこのようなパーパス/ミッション/ビジョンを定めました。まずはこの言葉に込められた想いや背景を、お話したいと思います。

 

「現状を把握する編」でお伝えしたとおり、私たちの提供価値を見つめ直すプロセスとして、お客さま、経営陣、社員というインフォネットの関係者からインタビューやワークショップを通して、インフォネットに期待していることの声を集めました。

それらをまとめると、それぞれ以下のような期待を当社に抱いていることがわかりました。

当社のサービスを選択いただくお客さまにとっては、そのこと自体は課題を解決する有効な手段である一方で、もっともっと深く広い、根本的な経営課題をたくさん抱えていらっしゃいます。

お客さまが本当に困っていること、もしくは困っていることにさえ気づいていないこと、そんな裏側の課題を深く理解して効果的な解決策を導くことが、当社が提供すべきサービスです。

経営陣や社員もまた心からそれを望み、日々サービス品質の向上や新しいサービスの開発に取り組むことで、顧客課題を深層から解決するDXパートナーになることを目指しています。

 

では私たちは何を武器に、どんなフィールドでそれを実現するのでしょう。

当社は創業以来20年以上一貫して、Webサービスを提供してきました。9年連続トップシェアを誇るCMSの自社開発をはじめ、業種/業界を問わず、民間企業、公的機関、上場企業等、幅広いお客さまの課題解決を、Webサイト制作を通して支援してきた実績があります。「Web」はこれからも変わらない当社が価値提供する主なステージです。「Web」と言うとWebサイトのイメージが強いですが(実際当社がこれまでずっとやってきたこともWebサイト制作を通じた課題解決がメインでした)、Webとはそもそも「“情報発信”や“コミュニケーション”を支える重要なインフラ」であり、Webサイト以外にも以下のようなさまざまな役割があります。つまり、Web技術を用いたサービス展開は、まだまだ可能性は無限大です。

Webの可能性を最大限に活かし、お客さまのWebコミュニケーション課題を根本から解決すること、そしてお客さまの成長を加速させることが、当社が実現すべきことであるとあらためて再認識しました。

Webを用いた情報発信には「情報を整理すること」「情報を発信すること」「発信した効果を検証すること」「その検証結果を次の情報発信に有効に生かすこと」この4つのプロセス(PDCA)がありますが、そのプロセスを担うお客さま(Web担当者)の生産性を圧倒的に上げるため、技術と創造力で網羅的に支援することで、お客さまの課題を深層から解決するパートナーでありたいと思っています。

これが実現することで、コーポレートコミュニケーションに関する一貫した情報や知見が当社内にも蓄積し、さらに独自の包括的な提案やサービス開発が可能になります。そうすることで当社のサービスを利用いただくお客さまが増え、次は協力してくれるパートナー企業やアライアンス企業も増加します。そのことでさらに当社にはさまざまな知見が蓄積し、Web担当者の生産性を圧倒的に上げる、最新テクノロジーを活用したWebコミュニケーションの提供がますます可能になるのです。そこから先は、このサイクルがさらに勢いを増し、成長し続ける。そんな弾み車※を目指しています。

 

※弾み車とは?

世界的に影響のあるビジネス書「ビジョナリーカンパニー」で提唱された、継続的に発展する企業の好循環の法則のことです。ビジュナリーカンパニーの考え方を参考に、当社の弾み車をイメージしてみました。ビジョナリーカンパニーを読んだことがない方は、ぜひ一読してみてください。

 

このような想いを表現する言葉として、当社の新たなパーパス/ミッション/ビジョンは生まれました。

VISIONである「そのビジネスに、伝える力を。」は、私たちが成し遂げたいことを、もっとも短いフレーズで言い表した言葉です。

 

 

私たちのパーソナリティを表現する(ブランドパーソナリティの概念化)

ではこのパーパス/ミッション/ビジョンの実現を願い活動する、「インフォネットさん」という人(あえて人に例えます)は、どのような人なのでしょうか。ビジョンの実現を目指す仲間たちが、共通のキャラクターイメージをまとって一貫したメッセージを発することができるように、次に私たちは「インフォネット」という人格のアウトラインをイメージすることにしました。

 

ここでは、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングの研究から応用された、ブランドアーキタイプの考え方を取り入れました。人には無意識な目的のもと表れる、普遍的な行動パターンと性格タイプがあるという考えのもと、その行動パターン、性格タイプを12の人格で示したアーキタイプです。

「インフォネットらしさとは?」「インフォネットは何をしたい集団なの?」「無意識にどんな行動をとる人たちなの?」「誰にどう思われたいの?」「これまではこう、でもこれからはこう変わりたい願望はあるの?」といった、さまざまな角度からインフォネットのパーソナリティを議論しながら、インタビューなどこれまでのプロセスで繰り返し出てきたインフォネットを形容するキーワードを12パターンのブランドアーキタイプにあてはめてみました。

 

すると、私たちを形容するキーワードは、ブランドアーキタイプの右上に扇形上に集中していて、それはすなわち「精神的な充足を探求しつつ記憶に残る足跡をつくることを無意識に追い求める人」であり、12タイプのうち、以下のパーソナリティが「インフォネットらしさ」に近い、ということがわかりました。

賢者  真実・知識・知恵の探求者であり、洞察力に優れ客観的に分析することで、人の行動や選択をより賢明な方向へと導く。自らは生涯学び続けたいと思う一方、

世界に変革をもたらすことができる人へ知識や経験を伝授することを望んでいる。

探検家

 日常に飽き足らず、自ら外へ飛び出していく大胆で冒険的な性格。虚無感や閉塞感を嫌い、より充実した人生を求め常にチャレンジしていくことで

 自身の内面と向き合い、自分を理解していくことを信念としている。

反抗者

 常識や慣習によって人の考え方や行動の自由をはく奪されることを嫌う。反骨心や闘争心は変革を起こす主要な原動力であり、確固たる信念や正義感のもと、

 ルールに縛られず、その機知を活かして世界をより良い方向に変える。

奇術者

 これまでなかったようなアイディアや新技術で、不可能と思われることを可能にし社会や人々に変革を促す。創造力は未来をより良く変える原動力と信じ、

 貪欲な知識欲求を持ちながら新しいビジョンを共有する。

ヒーロー

 誠実で力強く、勇気と使命感を持って課題に立ち向かっていく姿勢を持っている。卓越したスキルによって困難に直面しながらも果敢に立ち向かうことで、

 他者や社会において存在意義を誇示したいと考えている。

 

「まじめ」「信頼」「誠実」「専門性」「知識・経験」といったキーワードはインフォネットを形容する言葉としてたびたび登場していて、もっとも「らしい」パーソナリティは、「賢者」タイプであるという意見はプロジェクトメンバーの中で違和感なく一致しました。一方で真面目一辺倒ではなく、いつも心の奥深くに秘めた野心的なものがあるのもインフォネット。

それが「探検家」「反抗者」「奇術者」「ヒーロー」といった一見異なるパーソナリティの色を見せているのだと思います。

 

・集団に溶け込み他人を喜ばせたい、利己的な欲求がある一方で、人に合わせるのではなく自立している

・賢く理知的であり、自らの知的探求心を活かし顧客や社会の期待を超えることに喜びに感じる

・賢いけどガリ勉じゃなく友人はたくさんいる。

・暑苦しいヒーローではなくおちゃらけたサブキャラでもない。

・戦隊ヒーローだったらレッドではなくブルー。

・スラムダンクでいうと桜木でも流川でもなく藤真。

 

これが、いわゆる「インフォネットっぽさ」なんです。

 

(あらためてテキストにするとどうも恥ずかしいのですが、でも人事部長やブランディングプロジェクト責任者という立場で日常的に会社を客観的に見ている私としては、妙に納得してしまうパーソナリティです。)

 

さいごに

今回は、インフォネットが目指す提供価値やパーソナリティを、共通言語として理解するために概念化するまでのプロセスをお話しました。徐々に「インフォネットらしさ」の解像度があがってきたところで、次はこのイメージを具体的なビジュアル表現に落とし込んでいく、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の開発に入っていきます。

 

その様子は次回、「アイデンティティをかたちづくる」編で詳しくお伝えしますので、ぜひお楽しみに!

 

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【コーポレートブランディングプロジェクト①】プロジェクトスタート編

【コーポレートブランディングプロジェクト②】「現状を把握する」編

平塚 友香

CHRO /人事部 Generai Manager/経営企画室/広報室

新潟県出身、お米とお酒と温泉大好き一児の母。 美大を卒業後広告会社にてプランナーやAEとして勤務したのち、紆余曲折経て人事の仕事に巡り合い、 縁あってインフォネットに入社。趣味は無計画街歩き。面白い街ぶらスポット教えてください。

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