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社員インタビューや採用情報、イベント情報などをお届け。 インフォネットの“夢中な人たち”が、集う理由がここにあります。

2024/10/16 CULTURE

【コーポレートブランディングプロジェクト②】「現状を把握する」編

こんにちは、人事部の平塚です。

 

10月4日に配信した「【コーポレートブランディングプロジェクト①】プロジェクトスタート編」でお伝えしたとおり、インフォネットは今、コーポレートリブランディングを進めています。

 

前回はプロジェクトが発足するまでの背景と流れについてお届けしました。

今回は実際のブランディングプロセスのスタートラインでもある、「現状を把握する」プロセスについてお話します。

 

⇒プロジェクトスタート編をまだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。

【コーポレートブランディングプロジェクト①】プロジェクトスタート編

 

 

日頃インフォネットに身近に関わっている人達は、当社に対してどのような印象を抱いているのでしょう。

自社の提供価値を見つめ直すためには、会社のトップとして事業を率いている社長や経営幹部が抱いている想い、インフォネットで働く社員の感じている想い、サービスをご利用いただいているお客様にとっての想い、それぞれをまずは知る必要がありました。そこにインフォネットの隠れた強みや、「らしさ」のヒントが眠っているかもしれないと思ったからです。

まずそのヒントを集めるために、個別インタビューやワークショップなどを数回に分けて実施し、共通するキーワードをあぶり出すことから始めました。

 

ブランディングプロジェクトは客観的な視点で自社を見つめ直す必要があったので、信頼できる外部のコンサルタントやクリエイターにもパートナーとして伴走していただきました。インタビューの実施や、そこから拾い上げた数々のキーワードをひとつの答えとして導き出していくプロセスでは第三者視点を交えファシリテートしていただきましたが、外部パートナーの存在はとても心強かったです。

灯台下暗しという言葉があるように、自分のことや身近なことほど気づきにくいものですよね。ブランドイメージは自社が表現するものではあるものの、そのイメージを抱くのは第三者であり、どのようなことがどのような印象で周囲に伝わるのか、そもそも伝わらないのか、一つひとつ答え合わせをしながら謎解きをしていくような、大変なプロセスに伴走していただいたと思います。

 

経営者の声を聴く

 

まずは社長、役員に対して、ひとりあたり1時間程度1対1で個別の想いをじっくりと聴く、コンサルタントによるインタビューを実施しました。(ここではプロジェクト責任者である私も同様に、インタビューに応じました。)

インタビューは以下のような質問を中心に、具体的な事柄からスピリチュアルなことまで、インフォネットの在り方について紐解いていく内容となりました。

 

(インタビュー内容は一例です)

 

・初めてお会いした人にインフォネットを一言で何と説明しますか?

・インフォネットを人物に例えると、どのようなパーソナリティ(個性)だと思いますか?

・インフォネットのコア・サービスであるCMSの将来性に関してどう考えますか?

・競合に対するインフォネットの強み/弱みは何ですか?

・インフォネットが企業として”あるべき姿(=目指すべき企業像)”はどのようなものですか?

・あるべき姿を実現するために、課題となることは何ですか?

 

インフォネットを一言で言い表すとしたら、「自社開発のCMSを用いてWeb制作を行っている会社」ということが、創業~少し前までの言い方ではシンプルだったのかも知れません。

一方インタビューを通して共通して得られた回答としては、「過去実績を積み上げてきたことは事実として強みではあるものの、そこに留まっていてはいけない」、「近年はさまざまなWeb周辺サービスの開発やコンサルティングにも力を入れており、より上流から、顧客のDXを支援する存在とならなければならない」という意見が共通していたように思います。

ただこの時はまだ、同じものを見つめてはいるものの、輪郭はぼんやりとしており、インフォネットの提供価値を表現する共通言語は存在していませんでした。

また、高度に仕組み化された業務プロセスが着実なオーガニック成長を生み、真面目で誠実であるカルチャーは強みであるという声があがる一方で、これからはもっと殻を破るべきであり、遊び心やチャレンジはおおいに必要だよね、という意見も共通していました。

 

お客様の声を聴く

次に、当社と長くお取引していただいているお客様にご協力いただき、同じように個別のインタビューを実施しました。

当社は日頃からサービスをご利用いただいているお客様には、サービスの満足度や成果などの声をお伺いし品質向上に活かしていますが、このインタビューでは「もし今日からあなたがインフォネットの社長になったら一番の重要事項として何を実現しますか?」などのような、サービス利用に関するご意見にとどまらない、貴重なご意見を伺うことができました。お忙しい中ご対応いただいたお客様には、本当に感謝しかありません。

 

(インタビュー内容は一例です)

・インフォネットとのお取引を決めた理由は何ですか?

・インフォネットのサービスの満足度は100点満点中何点ですか?

・インフォネットに関して一番評価できることは何ですか?

・インフォネットに対して一番改善してほしいことは何ですか?

・インフォネットを人物に例えると、どのようなパーソナリティ(個性)だと思いますか?

・今後インフォネットに何を期待しますか?

・もし今日からあなたがインフォネットの社長になったら一番の重要事項として何を実現しますか?

 

 

お客様のインタビューで共通していたご意見は、CMSの操作性や機能の充実さと、サポート体制にご満足いただいているという点でした。サポートデスクの対応が明快であるという点に加え、お客様の状況がサポートデスクから営業担当やシステム担当にまで、タイムリーに伝わるチームワークを評価いただく声が目立ちました。

当社はCMSの開発からWeb制作における企画提案、デザイン、システム開発、運用保守という全行程をワンストップサービスで提供していることに特長があり、あらゆる職種の社員が連携しあっている姿は日常風景です。そのあたりまえの日常を強みとして感じていただけているということを誇りに思うとともに、あたりまえの日常で終わらせてはもったいない、ものすごく貴重な財産なのかもしれないな、とも感じました。

インフォネットのパーソナリティとしてイメージされることは、「誠実でしっかりしている」「チームワークが良く協調性が高い」「まじめな青年」「落ち着いている」というような回答で、これは当社の経営層に対するインタビューの回答と一致していていました。また、今後に期待される点としては、お客様のビジネスを深く理解した能動的な提案を期待する声があがりました。

 

 

社員の声を聴く

社員に対しては、全拠点の社員が集まるALL HANSD(全社会議)の場で、ワークショップ形式で「インフォネットの強みと弱み」「5年後のインフォネットのあるべき姿」というテーマでグループディスカッションを実施しました。

拠点や職種、社歴などさまざまな立場の全社員を7~8名程度のグループに分け、オンラインでJamboardを用いながら意見交換を進めていきました。ここでは何か正解を出すことや、グループの意見をきれいにまとめることは目的としておらず、率直な声をできるだけたくさん集めることを目的としていました。多くのグループから口を揃えて出てくる共通意見や、組織を構成している当事者だからこそ気づくことができる意見、耳の痛い会社の課題まで、リアルな声をたくさん知ることができたと思います。

 

社員から集めたJamboardの「声」

 

見えてきたインフォネットの「強み」と「課題」、そしてこれからを導くキーワード

これらのインタビューの後、たくさんのヒントの中から共通点を見つけ出すべく、外部パートナーを交えて結果を分析しました。社員からは自社開発のCMSの性能や、サポート体制については強みととらえる声が多く、またお客様の声からも同様に、CMSに対する操作性とサポートデスクの手厚さを強みと考えるご意見を多くいただきました。インフォネットを形容するキーワードとしては「信頼」「実績」「真面目」「堅実」といった言葉が目につきましたが、コツコツと真面目に仕事に取り組む姿勢や、課題をほったらかしにしないカイゼンマインドは社風として根付いており、そのような風土が安心いただける製品品質やサポート体制につながっているのだと感じています。

 

また、長年業界を問わず多くのお客様を支援してきた実績や、公共団体のお客様との取引実績も多いことが企業の基礎体力に繋がっており、これからも引き続きお客様の課題に寄り添い信頼を得ていくためには、より一層強い専門性と、一段階視座を高めた上位レイヤーからの価値提供が必要であるということが見えてきました。お客様からはより一層深い顧客理解、そしてスピーディな能動的提案を求められており、クライアントのDX関連の課題解決においてより専門特化した価値を提供することで、Web制作にとどまらないクライアントの真の「パートナー企業」となることが、今後の方向性として見えてきました。

 

インフォネットの存在意義はこう変わる

Webを起点とした情報発信(コーポレートコミュニケーション)を技術と創造力で総合的に支援するDXカンパニーへ

企業が行う情報発信やステークホルダーとの対話、プロモーションなど、あらゆるコミュニケーションを通して信頼を獲得していく活動全般のことを、私たちは「コーポレートコミュニケーション」と表現しています。

インフォネットはその「コーポレートコミュニケーション」において、創業時からのメイン事業である「Web」をフィールドにし、技術と創造力を強みにサービスを提供しています。

 

企業の情報発信は、何か伝えたいことがあったときに、発信して終わり。ではありません。

Webを起点とした情報発信(コーポレートコミュニケーション)は、「情報を整理する」「発信する」「効果を検証する」「情報を最適化する」というプロセスを繰り返すことで、発信したことがしっかり伝えたい相手に伝わって、意図したリアクションをしてくれたのか、その結果どんな効果をもたらしたのかをキャッチアップし、さらに効果的な広報活動につなげる必要があります。

つまり、インフォネットがWeb制作にとどまらないクライアントの真の「パートナー企業」となるためには、これらのプロセスを全包囲から支援できることが不可欠なのです。

 

お客様の中には、ビジネス上の課題はあるけれど、情報発信で解決する方法を知らなかったり、そもそも誰にどんな情報を発信したら良いのかわからず困っているケースも多いです。このようなケースでは、お客様のビジネスの背景を深く理解して、個々の課題に寄り添ったコンサルティングサービスが求められるでしょう。

また、企業の規模によっては専任の広報担当やマーケティング担当がおらず、普段は営業や総務など、他にもたくさんの仕事をやりながら、Web運用の専門知識がないまま実務を任されているお客様もたくさんいます。そのようなケースでは、AI技術やデータ連携などWebだからこそできるテクノロジーのチカラで、知識がなくてもスピーディかつオートマチックに効果が出せるサービスが求められるでしょう。

このように、「整理」「発信」「検証」「最適化」それぞれのプロセスでお客様がぶつかる課題を解決するための、サービスラインナップを拡充していくことが今後のねらいです。

 

ニーズの変化と、提供価値の変化

お客様が抱えている課題の話をしましたが、ITやWebの進化だけでなく、経済状況や社会価値観すらあっという間に変化していく時代。当然お客様が困っていることも変化しています。

これまで当社のお客様のニーズは主に、「売上を上げたい」「集客したい」「認知度を高めたい」という営業観点のニーズと、「運用を効率化したい」「Webマーケティングの生産性を高めたい」というような、業務効率のニーズがありました。当社もそのニーズに応えるために、「日本の労働生産性を世界一に」という中長期的な方針を掲げ、Web運用の生産性向上に貢献するべくCMS機能のアップデートなどをし続けていました。

しかしそのニーズは現在ではとても多様化していて、Webサイトの運用による効果だけでなく、複合的なソリューションを活用し戦略的に情報を発信したいとか、長期的なブランディング効果を高めたいというニーズが増えています。このようなニーズの変化からも、より総合的な価値提供が必要であることがわかります。

 

さいごに

今回は、インフォネットの強みと課題を認識し、提供価値を見つめ直すまでのプロセスをお話しました。今回お話したような総合的なWebコミュニケーションコミュニケーションの支援を実現するため、すでに着手していることも、これから構想していることもたくさんあります。もし少しでも興味持っていただけたら、それらを実現する仲間として、一緒に働いてみませんか。

現在募集中の採用情報はこちらをご覧ください。みなさんからのエントリーをお待ちしています。

 

次回はブランディングプロセス「自社の個性を概念化する」編で、インフォネットが目指す姿をより共通言語にするために、概念化するプロセスについてお話します。

 

 

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【コーポレートブランディングプロジェクト①】プロジェクトスタート編

 

平塚 友香

CHRO /人事部 Generai Manager/経営企画室/広報室

新潟県出身、お米とお酒と温泉大好き一児の母。 美大を卒業後広告会社にてプランナーやAEとして勤務したのち、紆余曲折経て人事の仕事に巡り合い、 縁あってインフォネットに入社。趣味は無計画街歩き。面白い街ぶらスポット教えてください。

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